下鴨車窓#10『煙の塔』

第8回アトリエ劇研舞台芸術祭 参加作品

[脚本・演出]田辺剛

[出演]高杉征司、岩田由紀、飯坂美鶴妃、合田団地、大沢めぐみ、藤本隆志、芦谷康介、中嶋やすき、新田あけみ、松田裕一郎、曽田伸一、水月りま

[日時]2013年1月31日(木)-2月5日(火)  
             31日(木)19:15  
             01日(金)19:15  
             02日(土)14:00,19:00  
             03日(日)14:00  
             04日(月)14:00,19:15  
             05日(火)14:00

[会場]アトリエ劇研 

[料金]〈一般〉2,500円〈ユース〉1,800円〈ペア〉4,200円
※〈ユース〉は25歳以下の方を対象にした料金です。
運転免許証など年齢を示す証明証を受付でご提示ください。
※〈ペア〉は二枚一組でチケットを購入されるときの料金です。
観劇日時は別々でも構いません。

[チケット予約]http://ticket.corich.jp/apply/41243/010/

[舞台監督・舞台美術]川上明子*[照明]魚森理恵*[音響]小早川保隆  *=GEKKEN staff room


静かな山村と忘れられた塔をめぐる寓話のような異世界の物語  知らない時代の、遠い世界の話。  立ち入りを禁じられた山の奥にその塔はあるらしい。それはずいぶん昔からあるようなのだが詳しいことは村の誰もよく知らなかった。塔のあたりはいつも霧がかっているようで視界が悪く、塔の姿もよく見えないらしい。霧だけのせいじゃない、塔から煙が出ているのだと言う者もいるがそれも確かめられたわけではない。煙が塔を覆っているのか塔から煙が出ているのか、あるいはその両方なのか。何一つ確かなことが言えないのでふだん村人のあいだで塔のことが話題になることもないし、山の向こうに隠れて見えないので意識することもなかった。ただ、立ち入ってはいけないということだけだ。  しかしその日は確かに違った。山の近くに住む者が音を聞いたのだ。まだ未明のこと、その者は塔の方から聞こえる音で飛び起きたのだった。

京都芸術センター制作支援事業 主催:NPO法人劇研・下鴨車窓

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